2013年7月24日水曜日

豆ファイリング 002 タンザニア オルディアニ AA++

昨日、久しぶりに焙煎しました。

タンザニア オルディアニ AA++


  • 生産地域 タンザニア北部NGOROGORO KARATU地方 ORDEANI村
  • 農園名 カラツ(KARARU)農園
  • 品種 ブルボン種、ケント種
  • 標高 1450m
  • グレード AA++
  • 精製行程 果肉除去、発酵、水洗、アフリカンベッドで天日乾燥
  • 収穫時期 7月から11月
タンザニアといってもピンとこないかも知れません。

キリマンジャロと言えば、「あ〜あれね」でございます。

昔はキリマンジャロ地区で収穫された豆しかその名を名乗ることが出来ませんでしたが、20年ほど前に法律が改正されタンザニア産のすべての水洗式アラビカ豆に「キリマンジャロ」の名前を冠することが出来るようになりました。

この背景には気候条件の変化で、キリマンジャロ地区が必ずしも優良産地と呼べなくなったという事情も働いています。

キリマンジャロという名前が、イメージブランドみたいになっちゃったというワケです。

ファイリングの項目で特に注意してもらいたいのが、グレードです。
AA++という格付けは、最良の最高これ以上ないという評価です。

あと精製工程の中、アフリカンベッドという言葉にもご注目。丁寧に摘み取られた豆達が、ふかふかのベッドにくるまってひなたぼっこしてる図など妄想するのもまた楽しからずや、でございます。

アフリカンベッドとは、木や鉄製の枠組みにネットを張った乾燥場のことです。よりおいしいコーヒーを作りたいという生産者の努力がこうした工夫に表れるのです。

この豆の持つチョコレート系のフレーバーやコクを出したくて、焙煎は中煎りよりホンのちょっぴり深くしています。あくまでちょっぴりです。

これがアフリカンベッドです