「コーヒーは、鮮度が命。」
この意見に異を唱える人は、まずいないでしょう。
でも僕は、このセオリーの理解のされ方に少し違和感を持っています。
「コーヒーは、焙煎した直後から劣化が始まる」「だから、少しでも新しい豆を求め、早く飲んでしまう」のが正しい。鮮度第一主義だと、まぁこんな感じです。
問題は、焙煎するとひたすら右下がりに味が落ちてしまうと、信じられていることです。
「質の良い豆は焙煎後も熟成が進み、焙煎直後とは別人みたいに芳醇な味わいをかもちだすことがある」
これは、僕がこれまでの経験で感じ続けていることです。
焙煎後1〜2週間の豆は、味が劣化するのではなく進化する。
僕はそう思います。